山武市ってどんなとこ?

山武の逸品

地域の文化であり、風景であり、思い出の品々にも。
山武市には見て美しく、味わい豊かな逸品がズラリ。その、ほんの一部をご紹介。

日本酒

美味しい日本酒造りのためにはいくつか条件がある。そのひとつがお米である。いい酒米の産地には銘酒が多い。そして水も重要で、成分バランスのよい水が
必要である。そして日本酒造りに適した気候も必要だ。山武市はそのいずれをも兼ね備えた地域であり、日本酒造りが盛ん。市内には合わせて4軒の蔵元が
ある。そんななかから酒蔵見学のできる2軒をピックアップ。それぞれの特徴を見ていこう。

酒蔵見学のあとは、試飲やオリジナルラベル作成

酒蔵見学では、まず昭和16年に建てられたという木造の一室に案内された。広敷(ひろしき)というところで、もともと酒造りの南部杜氏が寝泊まりしていた
ところ。昔は畳敷きになっていた。ここで日本酒の作り方などについて解説がある。蔵人、お米を洗う釜屋さんなどの話や、一升や一斗など単位の話も面白かった。次に酒造りの現場へ。まず見せてもらうのが、入口近くの本倉。ここは毎年酒蔵コンサートが行われているところで、これまでにクラシックや雅楽などの
コンサートを開催してきた。さらに中へ入っていくと大きなタンクを目にすることができる。タンク内は9000ℓ、一升瓶に換算すると日本酒5000本。全部で50本稼働している。見学が終わりショップへ。ここではワンカップ1本から、オリジナルラベルの作成ができ、名前の入ったお酒を記念に作ることができる。

  • 酒蔵見学のあとは、試飲ができる。酒蔵ならではの味わい深い原酒の試飲が可能だ。
  • 併設する店舗では日本酒や各種お土産を購入できる。オリジナルラベルはこちらで受付。
「純米どぶろく」は数量限定品。1.8ℓ2728円、720 ㎖ 1571円、500㎖ 1100円。数量限定の「舞桜にごり」は720㎖ 1265円。さらさらに仕上がったにごり酒だ。
「舞桜」はコクのある辛口純米酒。1.8ℓ 2640円、720㎖ 1375円、500㎖ 1100円。

守屋酒造MORIYA SHUZO

住所 千葉県山武市蓮沼ハ2929
TEL 0475-86-2016
HP maizakura.com
アクセス(車) 圏央道・松尾横芝ICから13分
アクセス(電車) 総武本線・松尾駅からクルマで11分

130年の歴史を持つ寒菊の日本酒

1883年に創業し、日本酒造りをしている寒菊銘醸。これまでに21種類、5銘柄の日本酒をメインに醸造。寒菊の生酒シリーズとして、無濾過生原酒や、日本酒のスパークリングなど新しい商品も開発している。「槽場直汲 純米大吟醸」は、しぼりたての微炭酸なお酒を瓶詰めした日本酒で、華やかな香りとほどよい酸味が特徴の日本酒。「総乃寒菊Sparkling」は千葉県産米を主原料として、林檎酸生成酵母を使用し、米のみで醸造した日本酒でフルーティな味わいが
特徴である。さらに焼酎、リキュールの製造、日本酒醸造の技術を活かした地ビール「九十九里オーシャンビール」も製造。直売所ではお酒の購入とともに、
クラフトビールを味わうことができる角打ちも開催。毎年5月には酒蔵祭りを行うなど地域密着の取り組みもしている。

  • 日本酒のほかにクラフトビールを醸造・販売!
  • 厳選された麦芽、ホップに日本酒の仕込み水を合わせて醸造。130年にわたる醸造技術を生かしてビール造りが行われている。
  • 日本酒「総乃(ふさの)九十九里」。左から純米、純米吟醸、純米大吟醸、淡麗大辛口。
  • 直販所では日本酒、ビールを販売。日本酒の試飲もできるので好みに合ったお酒を探せる。
  • 「九十九里オーシャンビール」は全部で6種類。日本のみならず海外でも人気のビール。日本酒の仕込み水を使って作るこだわりのビールだ。

寒菊銘醸KANKIKU MEIJO

住所 千葉県山武市松尾町武野里11
TEL 0479-86-3050
HP www.kankiku.com
アクセス(車) 圏央道・松尾横芝ICから10分
アクセス(電車) 総武本線・松尾駅からクルマで8分
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